ジンジニアニッキ!

人事→Opsな人のニッキ。真面目なことも、そうじゃないこともごっちゃで書いてます。

脳ドックで人生を変える!今年買ってよかったもの(タイトルはAIが考えてくれました)

今年買って(課金して)よかったもの。
モノだけじゃなくてサービスも含まれています。

脳ドック

今年はこれに尽きる感がある。
ことの顛末は↓↓に記載しているので、興味ある人はご覧ください。
mameco0417.hatenablog.com

数万円の検査で、今後の人生を左右する病気を見つけることができて、めちゃくちゃコスパがよかった。

電動シュレッダー

これまで手動のシュレッダーは持っていたものの、面倒でどんどん書類が貯まっていっておりました。
えいや!と電動シュレッダーを購入したところ、大正解。不要なものはその場でささっと処分ができるので、お部屋もスッキリになってまいりました。

自分が買ったのはアイリスオーヤマの家庭用のやつです。サイズも比較的コンパクトなのもよかった。
www.irisohyama.co.jp

0 stock tokyoの17hours ワイドパンツ

好井さんのYouTubeで紹介されていたのをみて、買って見たやつ。たしか、予約したのは去年だったはずで、届いたのが今年です。
夏場にほぼ毎日着ていましたが、酷暑でもベタつかず、お洗濯も簡単ですぐ乾く、全然型崩れしなくて最高です。
自分が購入した時はMサイズまでしかなかったのですが、今年からはSサイズが発売されることになり、より女性にもフィットするサイズ展開になって嬉しいです。着替え用に追加購入しました。


あまりに気に入ったので、今年は展示会にもお邪魔させてもらいました。他の商品も魅力的なものが多く、毎年ちょこちょこ買い足していこうかなと思っています。

17hours wide pantszerostocktokyo.com

スタンスミス ゴアテックスタイプ

スニーカーはスタンスミスを長年愛用しているのですが、2年ほど前に購入したやつの底に穴が空いたので、買い替えました。
毎日履いているわけでもないのに2年で消耗って早くない?と思ったところ、数年前からスタンスミスの通常盤はサステナブル仕様になり、ソールの仕様が変わったそうなのです。

結局買い換えることになるのだから長く履けるやつがよいので高級ラインのほうに、どうせお金出すんだったら高機能な方が良いと思ってゴアテックス版を購入しました。
結果、雨の日も気にせずガシガシ履けるし、高級ラインのほうがデザインも良いし、めちゃくちゃ履いてます。

サステナブルなのに消耗早いってどういうことや?と思いつつ、安物買いの銭失いってあるんやなという学びにもなった出来事でした。
しかし、スニーカーも値段上がったな…。

shop.adidas.jp

ALLIE(アリィー)クロノビューティ カラーチューニングUV ベージュのやつ

最近は高機能な日焼け止めも増えてきているのですが、なんだかんだで一番使ったのがこれでした。
基本的に家にいる時(リモートワークも含む)はほぼお化粧をしないのですが、日焼け止めをしつつ、なんとなくお肌の補正もできるのが楽ちん。
他にも安い日焼け止めはあるけど、そこそこ手軽な値段でドラッグストアで買えて、気にせずガシガシ使えるのも良かったです。

冬場はアンブリオリスのモイスチャークリームと混ぜて、保湿効果を加えながら使っています。
アンブリオリスのクリームも結構良かった。



ざっとこんな感じかなぁ。
今年は脳動脈瘤の発見から入院・手術に至るまでのところで振り回されていた感がある。
来年も健康に気を遣いつつ、良いものをちょっとずつ買っていきたい。



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買ってよかった2023

近況報告:病気発覚、入院、手術

タイトルの通りです。

要約

  • 未破裂脳動脈瘤が見つかったので、本日から入院しています。
  • 見つかったきっかけは脳ドッグ。マジで予防医療大事!!
  • 手術を明日に控えていますが、私は元気です。病室に大量の食糧を持ち込んでいます。
  • 退院したら飲みに行こうな!!(to 関係者)

発覚に至るまでの経緯

全く自覚症状はなく、ただの興味で脳ドッグを受けたら発見したという感じです。
5月ごろ、会社の衛生委員会のトピックスが「頭痛」で、その際に「一次性頭痛(片頭痛・緊張型/群発型等の頭痛)と二次性頭痛(くも膜下出血等、原因のある頭痛)の区別をすることが大事だよ」という話がありました。
自分は疲れている時・肩こり・生理痛でたまに頭痛になるくらいで特に頭痛持ちではなかったのですが、前々から気になってたしな〜〜くらいで脳ドッグを受けに行ったのでした。それが5月末ごろ。
6月初旬には検査結果が返ってきて動脈瘤が見つかり、大病院の紹介状を書いてもらって6月中に受診。7月末には入院して精密検査を受け、今回11月に手術。
100%興味で脳ドッグを受けてから手術まで、約半年というスピード感でした。*1


自分が受けた脳ドッグは2万円ほど。
未破裂動脈瘤は破裂するとくも膜下出血となり、ざっくり1/3の確率で亡くなり、1/3が何かしらの障害を抱えることになり、残りの1/3が無事に何事もなく社会復帰するという病気です。
そう考えると、2万円で予防できたということは個人としても非常にコスパが良い。また、社会としても、働き盛りの私みたいな人を失わずにいることで税収入を維持することができ、非常にメリットがあることだなと思います。(←めっちゃ自己肯定感w)
これだけ安価で良質な医療にアクセスすることのできる日本の環境にめちゃくちゃ感謝しています。なんせ、アメリカで死にかけたことがあるので…。*2
色々問題はあって改善してほしいことはたくさんあるけど、頑張って社会保険料を納めていこうと思います。

身体はともかく、メンタルは元気ですか

はい、至って通常通りです。
元々が割と適当&楽観的ということもあり、発覚時はちょっとびっくりしたけど「えええーまじか!」くらいの感じでした。
早い段階で見つかったこと、見つかった場所としても血管内での手術が可能で身体への負担が比較的軽いこと、年齢的にも体力がまだまだあることから、さっさと見つかって良かったなと思います。だって、見つからなかったらくも膜下出血を発症していた可能性があるわけですから。
そんな感じで、深刻な感じで手術の実施をどうするのか判断を求める診察の場面で「あ、もう、さっさと手術するつもりで来ました!」と述べ、メンタル面で落ち込まないようにと気遣う言葉にも「いやー、破裂前に見つかって良かったですよねー。やっぱり、日頃の行いが良かったんですかねぇ。」なんて能天気なことを発言し、主治医を爆笑させるくらいには元気です。

手術には体力が必要やな!ということで、筋トレと有酸素運動にも励んできました。

飼い犬にしばらく会えないことが寂しいですが、奴はきっと元気にしているだろう。

さっさとリスクを低減して、安心して人生を過ごしていきたいですね。


ということで、しばらく音信不通になります。
明日の手術、頑張ってきます〜〜(って、私は何もやることないけど)

*1:コロナ罹患の影響で手術が1ヶ月伸びたので、それがなければ半年未満だった。

*2:<番外編>海外留学に行ったら交通事故で死にかけた話 - ジンジニアニッキ!

2022年 課金してよかったもの

年末なので今年の課金を振り返る。

学習関係

大学院

今年一番の変化がこれ。そして、一番の課金でもある。
自分は国立大学の大学院に入学したので、入学料と授業料を合わせて2年間で軽自動車くらいの費用になる。
これを高額と捉えるかお得と捉えるかはその人の価値観や環境によると思うが、自分としては非常に良いお金の使い方だと思っている。

まず、アカデミックに実績があってその分野の本物のプロである教授陣から個別指導を受けることができる。
それ以外にも、民間分野等で経験や実績がある人たちの授業を受けることができる。
平均すると週に4-5個くらいの授業を受講していたので、月40-60時間くらい本格的な講義を受けることができて、月額5万円弱*1である。
学び直しをしたいと考えている人がいれば、ぜひ、社会人大学院をお勧めします。(ただし、生活は忙しくなります)

iPad

大学院入学をきっかけにiPad Airを購入した。
授業はリモートがメインということもあり、毎回の授業でレジュメが配布される。
授業中のメモをどこに取るのか迷った結果、「PDFに直接書き込む」というアナログに近い方式で活用している。

業務ではサイドカーとしてslackの画面を表示するのに使ったり、システムのER図をしゃしゃっと描くのに使ったり、botのアイコンをお絵描きするのに使っている。
値上げ前&学割で手に入れることができたのもよかった。

ファッション関係

今年は業務もプライベート(大学院)も忙しかったこともあり、合間の落ち着いたタイミングで「ご褒美!!」をいう名目で単価の高い商品を購入してしまった。
一方で、普段時間がないからこそ「ちょっとしたもの」を買う機会が格段に減り、被服費の総額としては結構抑えられている。
年齢を重ねてきたこともあって、安いものをちょこちょこ買うよりは、本当に気に入った上質なものを長く使うほうがマッチしてきているように思う。

一粒パールのピアス

いきなり高額なのだが、これは業務上のプロジェクトが一区切りしたときに「何か買おうかな〜」とポヤポヤと考えてサーチしていたところ「明日から値上げ」という文字を見てその日のうちに買いに行ったものである。
はい、いきなりですが、まあまあの衝動買いである。そしてこれが、自分にとって初めてのジュエラー購入品となりました。(※親から受け継いだものとかは持ってたけど、自分でジュエラーに行って買ったのは初めて)
銀座のミキモトで購入したのですが、店員さんも非常に親切丁寧で、本当に大満足してルンルンで帰ったのをまだ覚えております。



感覚は理性を凌駕するというかなんというか、「あ、これだ」と思ったものはめっちゃ使うものでして(言い訳w)、購入以降、おでかけ時にはほぼ100%で身につけている。
ファッション誌にも「年齢を重ねるとジュエリーを」「パールはおすすめ」みたいなことがよく書かれていたりするんですが、本当にそうだなと思います。
どんな服にもテイストにもマッチするので、とりあえずこれつけておけばOK感があります。


30代中盤〜アラフォーの皆さま、パールは持っておくと使えますよ。


THE NORTH FACE バルトロジャケット

この冬、あまりに寒くて購入したものです。
自分の服の好みとしてスポーティなものが苦手でして、ダウンジャケットやTHE NORTH FACEに代表されるようなスポーツ・アウトドア系ブランドは手に取ることがなかったのでした。
これは、人のお買い物に付き添ってバーニーズに行ったところ、たまたま入荷があったので手に取って「え、軽い!あったかい!意外とモコモコしない!」となり、その時は自分用には購入しなかったものの、後日インターネットで在庫見つけて購入したのでした。

いやぁ、ダウンジャケットってまじ暖かいですね。街中でみんなが着用しているの、何故なのかようやくわかりました…。
2022年末、本当に寒い日が続いているのですが、これ着ているだけでだいぶ暖かいです。
本当に、買ってよかった…。

美容関係

AGILE COSMETICS PROJECTの時計遺伝美容液

変な名前だなと思うんですよ。時間遺伝とか、「なんやねんそれ。似非科学か。」と。
性能とか諸々は専門家にお任せするとして、サブスク購入に切り替えたくらいには気に入ってます。
a-c-p.tokyo


元々、知り合いのアラフォー男子のお肌がめーーーーーーーーーーーーっちゃ綺麗だったので、使っている製品を教えてもらったのがきっかけです。
今年の美容業界ではコスメデコルテのリポソーム アドバンスト リペアクリームがベスコスをめっちゃ取ってたと思います。これの売り文句が「3時間多く眠ったような肌」ですが、この時計遺伝美容液でもそんな感じになります。(※個人的な実感です)

おそらく自分の肌質に合うというのがありますが、水分量が多くなったようなしっとり質感になります。
気になる方はお試しください。Amazonからも購入できます。

Kanebo ヴェイル オブ デイ

これもいろんなところでベスコス取っているので、ご存じかとは思いつつ…。
onlineshop.kanebo.com


流行っていた時にAmazonでポイントアップセールをやっていたので、買ってみたのでした。
これは、つけ心地が本当に良い。高いんだけど、他にこんなものがないのでリピしています。

日焼け止めは年中、お化粧しない時もつけるようにしているのだけど、日焼け止め独特のペタペタ感や乾燥が苦手でした。
これは、SPF50入っているのにさっぱり軽やかだし、何もつけていない感覚でスッと馴染みます。

たぶん、来年もリピすると思う。




今年も良いものいっぱい買ったな。
来年も良いものに出会えますように。

*1:年間授業料を月次で雑に割り戻している

Corporate Operationsという役割、あるいはCorporate Operations Managerという職種について

現職に入社してから「Corporate Operations」という役割、あるいは「Corporate Operations Manager*1」という職種を担当している。
ものすごく雑にいうと「なんでもやりますよ」ということではあるのだけど、単に便利になんでもやるというよりは、会社をあるいは管理部門(=コーポレート)をいい感じにするぞ!そのための役割だぞ!という気持ちで仕事をしている。
この役割に関しては、自分の過去の経験や考えの蓄積が集積されたものだと思っているのだけど、うまいこと言語化できてこなかった。

一つ前の記事にも書いたのだけど、今年に入ってから急激に人が増えてきていて、これまで自分の脳内で「こういうものだ」と思ってきたことを、他の人から見てもわかるように言語化する必要性が高まってきている。

ということで、自分が担当している領域がどういうもので、どういう新規性があり、会社にとってどういう貢献をしていくことを求められており、そしてキャリアの可能性がどう広がるのか、ということを頑張って社内向けに書いてみた。
それを外向けにも書いてみようというのがこの記事の趣旨であります。

1. 会社における管理部門の役割

管理部門とは、会社における経営管理・運用組織であり、経営の意思決定をいかに安全・迅速・安定的に実現・実行するかに責任を持っています。
これまで伝統的なコーポレート組織は、経理部、人事部、法務部…といった、それぞれの専門性を持つ組織として組成されてきました。

これらの伝統的な組織分担はSaaS型業務システムの登場&中小規模の企業での利用浸透&活用によって状況が変わったというのが自分の理解です。
SaaSの活用においては、システムを業務に合わせるのではなく、業務をシステムに合わせてフローを組み直す必要が出てきます。また、APIを利用して各システムを接続する必要も発生します。これによって、各専門性の中で業務最適化を行うのではなく、管理部門全体の業務最適化・効率化を行う必要が出てきました。

また、テクノロジー業界を筆頭とする成長産業・成長企業では組織や事業スケールの急速な変化、それに伴う(良い意味での)朝令暮改経営判断がなされ、その変化への対応を早期に実現すること求められます。
これまでの会社では管理部門業務のグランドデザインはいわゆる管理部長、あるいはCOO(Chief Operating Officer)が担っていました。しかし、管理業務を取り巻く環境の変化に対応し、デザインの精度・改善速度を上げるため、そのグランドデザインの役割を強化する必要があります。

そのニーズによって生まれた職種・役割が「Corporate Operations Manager」だという理解です。
この職種は外資系企業で求人募集されているのを見かけますが、求人の内容を見てみると「COOの意思決定を補助する/COOの意思決定を実現する」という内容の記述がしばしばなされています。

2. CorporateOperations/Corporate Operations Managerが果たす役割

※以下、Corporate Operationsという役割、Corporate Operations Managerという職種をまとめて「CorpOps」と記載します。
管理部門における各専門性(例:経理、人事、法務…など)に共通する体験を最大化する役割を果たします。

共通する体験とは大きく以下の3点があります。

これらの3つの体験の中には、単に「心地よい」という意味合いの体験だけではなく、メッセージの一貫性担保や説明責任、リスクの認識とコントロールも含まれます。
組織の状況やプロジェクトによっては、専門性領域を担う役割が不足しているケースもあります。その場合は、共通する体験から染み出して、専門領域も担当します。

図にするとこんな感じ。(めっちゃ雑いw

チームトポロジーで言うと、横に伸びる専門性の役割(経理、人事などなど)は「Stream-aligned team」のイメージです。
縦のCorpOpsはUnfix社のチームトポロジー記事における「Experience Crew」のイメージです。
unfix.work


ここでのポイントは、「CorpOpsは専門性を直接的に発揮するのではなく、間接的に発揮する役割であり、専門性を直接発揮するケースは組織の状況等による副次的なものであること」「幅広い専門性の全体最適を推進する役割を果たすこと」の2点です。

この考えに至るまでの自分のキャリアを振り返ってみると、管理部門職(当時は採用人事)に最初に職種チェンジ*2をしたときの理由は、「自分はものづくりをすることはできないけれど、ものづくりをしている人*3がいい感じで働けるような環境を作りたい、そうあるべきだ」という考えが元にありました。
今振り返ってみると、当時自分が考えていたことの延長線上にCorpOpsの整理があるということは我ながら興味深いです。

3. CorpOpsの登場によって専門職種(経理、人事等)はどう変わるのか

2の整理の通り、専門職種とCorpOpsは求められる役割が異なります。
専門職種はよりその専門性に根ざして顧客(=経営者/社員/社外のステークホルダー)への価値提供を行います。

これまでは専門職種の組織内で担当していた「体験」領域の一部をCorpOpsと協業して業務を行うことになります。

そのため、単に専門領域の知識があって業務を構築することができるというだけではなく、ある程度専門知識を持ったCorpOps以上に専門的な知識・思考を持ち、業務を遂行することが求められます。
※あくまで役割分担レベルの話であり、担当する人が必ずスーパーでないといけないという意味ではありません


管理部門組織における役割分担では、専門職種とCorpOpsが「専門性」「体験」の両方でフィードバックをかけながら、相互に牽制することで共に成長していきます。


…というのが理想論でして、現状の弊社内での役割分担においては比較的理想に近い形でうまく相互牽制が働いているのではないかと思います。
この役割分担の構造は、下手をすると対立構造を生みやすいです。一般論として「ある程度専門性のことや横の業務との関連性が分かっているからこそ一歩踏み込むCorpOps vs 自分の専門領域を侵食されたくない専門職種」といった構造になることは容易に想像できます。
相手の専門性や担当領域に敬意を持って接すること、専門的な知識・経験・研鑽を怠らないこと、相手の指摘に対して素直に受け取ることができるための心理的安全性の構築の3点におけるどれひとつが欠けていてもバランスが崩れるだろうなと、今でも思います。
チームマネジメント、頑張っていこう…!

4. CorpOpsのキャリア方向性

このように、専門性を保ちながら体験の最大化を行うことができるCorpOpsは市場価値の高いキャリアを形成することができます。

例えば

  • スタートアップの管理部門立ち上げ初期メンバー
  • 管理部門全体を統括する責任者
  • 会社によってはCOO
    • Chief Operating Officer/会社によっては経営全体のOperationを指すことがあるので
  • 幅広い視野を持った専門職種
    • CorpOpsから専門職種へコンバートするケース

複数の専門性を持つ人材のことを「H型人材」と一般的に呼びますが、これまでこのような人材は「ゼネラリスト」「幅広く活躍できる便利人材」として社内で活用されることが多かったように思います。
自分自身もまさにそうで、専門性の弱さ、「やることはなんでも良い」という考えや表現が受け入れられないこと、器用貧乏で大体なんでもできることで良くも悪くも会社に良いように使われてしまう、といったことに悩んだりしてきました。

そんな悩みがまだ解決していなかった5年前のブログ記事を見ると、モヤモヤしつつも「この方向でやっていくぞ」というのがちょっと垣間見えて、当時の自分は頑張っておったな、という気もします。
mameco0417.hatenablog.com


今回、こうやってCorpOpsについて言語化できたことによって、自分のこれまでのモヤモヤも割とスッキリしました。
ゼネラリストとしてこれまで取り扱われてきたり、良くも悪くも幅広い領域を担当してきた人材にスペシャリストとしての道を自信を持って示すことができる点も、自分としては非常に良かったなと思います。
自分のキャリアを振り返ってみると、かなり幅広い職域*4を担当してきていますが、じゃあそれを深掘りしていきたいのかと言われるとしっくりこなかったし、しっくりこないからといってそれが嫌なのかと言われると別に嫌でもないと思ってきました。
「必要だったらやるし、それが会社にとって重要なことなのであればやるのが仕事でしょう。苦手な領域はあるしやりたくないことはあるけど、管理部門の領域であれば、未経験でもキャッチアップしますよ、それが仕事だから。自分は『この領域がやりたい』という希望は特にないけど、みんなが楽しくて会社がいい感じだったら、それが一番良いよ。」というのがこれまで長らく思ってきたことでした。
この表現や表現は、人によっては受動的でやる気や自発性に欠けると言われることもあり、「いや、そういうことじゃないんだよな」ということをようやく説明できるようになったなと思っています。



5. 【最重要なお知らせ】そんな感じで、ポジション募集してるよ!!

そんな感じで、CorpOpsポジションを募集しています。
open.talentio.com

法務という専門性を持ちながら、共通する体験を最大化するのがミッションです。
先ほども記述しましたが、専門領域×幅広い領域の担当の掛け合わせによって、少なくとも現時点においてはかなり強い管理部門組織が構築できていると思いますし、同種の組織構成は同じ規模感・フェーズの他社における事例もあまりない、ユニークな構成なのかなと思っています。

チョイっとでも気になる方、twitterのDMでもメールでも正面突破で応募でもなんでも良いので、ぜひご連絡とご応募お待ちしております〜〜。


※追記:スペル間違えてたのでしれっと修正しました。めっちゃ恥ずかし〜〜>< ブコメでご指摘いただいた方、ありがとうございました!

*1:ここでいう「Manager」は「何とかする/マネージする人」という意味合いで、CSM(Customer Success Manager)、PdM(Product Manager)、PjM(Project Manager)における「Manager」と同義。組織内における役割・役職のマネージャーとは異なる。

*2:人材の営業職→採用人事へのキャリアチェンジが最初の転職でした。

*3:ここではソフトウェアエンジニア、デザイナー、クリエイターのことを指している

*4:管理部門においては、経理・会計分野以外は大体全部やったことがある

チーム立ち上げ時にチームビルディングについて考えたこと

今年の1~4月にかけて、コーポレートチーム(=バックオフィス、管理部門)のメンバーが7名入社したので、半年間考えてきたことを書く。
それ以前は3名(CFOの山田さん、アシスタントの方、私)でいろんな業務をなんとか回してきたところ、一気に人数が増えて3倍!わいわい!という半年でした。

これまでもチームマネジメントや採用からの立ち上げサポートの経験はあるものの、その際は誰か他に会社の状況等に詳しい人がいて、そういった人と一緒にチームを作っていく感じでした。
今回、全員Newメンバー、人数比も急増!というのは初めてだったので、マネージャーになることが決まってから「どうやって立ち上げていくのか」を模索しつつ、そして今も模索中です。

考えた順番

  1. 雑いコンセプトを決める
  2. 会社にとってチームがどのようにあるべきなのかを決める
  3. どうやったらチーム内がいい感じの状況になるのかを考える

1. 雑いコンセプトを決める→2をやっているうちに勝手に決まった

せっかくド新規のチーム立ち上げでそれを任されているということで、これはスタートアップならではの貴重なチャンスでは!ということで、どんなチームにしたいのかを考えました。(普通)
コーポレートなので会社の屋台骨として支えたい、事業に寄り添いたい、社員から頼られる存在でありたい、安心・安全でありたい、守りや運用だけではなくて先回りして提案したい…みたいなことを色々と考えて紙に紙に書き出し、ワーディングを考え…というような作業(つまり、順番前後しますが2のこと)をやってみてはしっくりいかなくてやり直し…というような、いわゆる王道のやり方をやってました。


が、その作業をしていて思ったのでした。その内容、別に間違ってないし悪くもないんだけど、クッソつまらないことに。
その中身のつまらなさ&オリジナリティのなさを補うようにワーディングを捏ねくり回すわけなのですが、やればやるほど、単に飾り立てた中身のない陳腐なものになっていくことも。


で、その作業をしている紙を眺めてハタと「ああ、自分は『おもしろさ』を求めてるんだな*1」と気づいたのでした。


この状況についてさらに拡張して考えてみると、コーポレートの業務というのは時に「しっかり事故なくやる」「リスクを発生しないように」ということに視線が行きがちで、どうしても真面目に・窮屈に捉えがちです。
比較的チャランポランな自分ですら王道の方法で考えると窮屈なアウトプットになったのだから、これから入社してくる真面目なメンバー*2は、真面目に業務に取り組むからこそつまらなくなってしまう可能性が高い。
ということは、チームを作っていく上で大事なことは「余白・余力・余裕・おもしろさ・エスプリ・ウィット・ユーモア」といったことなのではないかと考えました。



これらのことを併せて「ユーモア」ということでコンセプト決定に至ります。





2. 会社にとってチームがどのようにあるべきなのかを決める

ここは、先ほど書いた通りなので詳細は割愛します。
色々自分の中で考えたものの、チーム立ち上げ最初期に言語化して「ばーん!」するよりは、1on1やチームの会議等の中で共通理解を深めつつ、立ち上げ期が落ち着いてきたタイミングでしっかりと言語化するプロセスを取りたいと考えました。

また、比較的幅広い業務経験をもつメンバーの採用ができたことや、CorporateOperationsという機能としての役割、他部署や事業の状況なども踏まえた上で「会社にとって重要・必要な役割を引き受けることができるだけの多少の余裕」を持ちながら業務のQCDを見極めつつ、タスクアサインをしていきたいと考えていました。
結果的に、これがこの半年の中でなかなか良い成果につながったのではないかと思ったりしています。

3. どうやったらチーム内がいい感じの状況になるのかを考える

ここまでチームのことを決めたので、その状態をどうやって構築するかを考えました。
ここは王道に従って、まずは「相手のことを知る」にチームビルディングの時間を使い、そのことによってチームメンバー感が相談しやすかったり、何かあった時(あるいはなくても)「助けて」が言いやすかったり、何も言わなくても「困ってない?手伝うよ」が言いやすい環境を作ることに注力しました。
いわゆる、心理的安全性というやつですね。


例えば、チーム初期のチーム定例では、細かいタスクの進捗よりも「最近マインドシェアが高いこと」やプライベート含んだお困りごとなどを共有する場としていました。
また、偶発的に生まれたものではありますが、月1で「チームお茶会」というタイトルで、最近自分が成し遂げた成果(小さいことも含む)をドヤ顔で発表してもらいつつめっちゃ褒め称えたり、ちょっとしたお困りを解決する場を設定しています。
お茶会についてはチームメンバーがポッドキャストでも話してくれたので、よかったらぜひお聞きください。
anchor.fm



メンバーの横のつながりができてきてからは、タスクベースでチーム目標に対する進捗がどのくらいなのかを共有できる場にチーム定例を変更し、個人間の有機的なつながり→チームと個人のつながりを構築する方向にシフトしています。

これから

とはいえ、チームもまだまだ出来上がったばかり、かつ、7月からはチームの役割も大きく拡大することになりました。
タスクや期待値も増える中で、チームビルディングに関してはまだまだできることがいっぱいあるなと思っているので、引き続き頑張っていきたい所存。




…最後力尽きたけど、最近の振り返りでした。

*1:自分ははてな時代にエンジニアバリューズの策定に関わったのですが、なんかその時のことを思い出した。

*2:入社メンバーの採用には全員関わっていたので、人となりはなんとなくわかっていた

2021年買ってよかったもの

今週のお題「買ってよかった2021」

気がついたら今年ももうすぐ終わり。ということで、書く。

家の中のもの

大容量洗濯機

パナソニックの「NA-FA120V5」という大きいやつ買いました。
panasonic.jp

それまでの洗濯機は私が一人暮らしを始めてからずっと使ってきたやつで、2人暮らしには容量が非常に小さく、週末のまとめ洗いに対応できていませんでした。
また、10年以上使ってきたこともあり、どれだけ洗浄しても黒カビが取れず、めっちゃ困っていたのでした。

二人暮らしに12kg容量はかなり大きいのですが、

  • 週末まとめ洗い&シーツも対応できるのではないか
  • 温水機能を使いたいが、対応しているのが12kgサイズのみ

ということで購入。大正解でした。

容量があってまとめ洗いやシーツ類の選択にも対応できることはもちろんですが、細かいところで非常に使いやすくて

  • 洗剤自動投入が最高
  • 糸くずフィルターの掃除がめっちゃ楽
  • これまでの洗濯機と比較して汚れがめっちゃ落ちる

といったところが非常に気に入っています。

食洗機

結婚に伴って自宅のキッチンをリフォームし、ビルトイン食洗機を設置しました。
これがマジで最高。手で食器を洗っていた時代を思い出せません。

以前より自宅で調理をする方でしたが、コロナになってからますます自炊の比率が高まっており、後片付けが楽になって非常に助かっています。

ダイニングテーブル

それまでのテーブルは、自分が一人暮らしを始めた時に適当に買ったIKEAの激安テーブルだったのですが、二人分の食事や鍋を置くには手狭になっていました。
家がそこまで広くないこともあり、使わない時には畳めるタイプのテーブルを購入したのですが、これが大正解でした。

amzn.to

普段は半分サイズで利用していますが、お鍋の時は広げて具材を置いたりできて、めっちゃ重宝しています。

美容など

今年の後半にかけて美容熱が再燃しており、情報収集をしてはちょくちょく買っていました。

マツキヨオリジナルブランドのクレンジングオイル

バズりアイテムで、まだちょっと品薄なみたいですね。近所のマツキヨでは最近よく店頭で見るので、在庫復活してきているのかも。
www.matsukiyo.co.jp

バズった理由は、利用されている成分が結構良いものなのに安いということらしいです。
成分のことはいまいちよく分からないので割愛しますが、使用感がさっぱりしていて非常に良くて、お値段も安いのでリピしています。もちろん、どうやら成分が良いらしいというのもポイントではあります。
店頭で見つけたらちょくちょく購入して、何本かストックしているくらいには気に入っています。

ONE BY KOSEの化粧水

アレルギー体質&比較的敏感肌なので、自然由来過ぎないこと*1、無香料であること、添加物が少なめであることを基準にスキンケアは選ぶようにしています。
amzn.to

これは上記条件を満たしている&デパコスに比べると比較的手頃な値段でドラッグストアで購入できることから、気兼ねなくバシャバシャ使えるので気に入って使っていました。
詰め替え用があるのも気に入ったポイント。

番外編

「買ったもの」じゃないけども…。

結婚式

コロナの影響で順延していたけど、ちょうど緊急事態宣言が収束したタイミングで実施できました。
親族と共通の友人だけのコンパクトな式だったけど、それなりに準備大変だった。
こういうイベントが苦手なので気が重かったものの、家族がめちゃくちゃ喜んでくれたので、やってよかったなと思いました。

老犬(受け入れ時は13歳)の里親になりました。預かりボランティアをしており、預かった子の中から縁があって受け入れることになりました。
生活が一変したし、大変なこともたくさんあるけどめちゃくちゃ可愛いです。最高です。
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NPO法人みなしご救援隊」という団体から譲渡を受けました。土日祝日には譲渡カフェを開催しています。犬も猫もいます。
気になる方はよかったら足を運んでみて下さい。Amazonほしい物リストから寄付もできます。
minashigo-joutocenter.com



こんなくらいかな…。来年も良い年になりますように!

*1:自然由来すぎるものはアレルギーが怖いので。茶のしずく事件が有名ですよね。 https://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/301dl_kiken.pdf

「入社手続きとオンボーディング予定を自動化した話」の補足

社のPodcastで自動化について話しました。
anchor.fm

まじで話すのが苦手で、何やったのかが全然説明できてなかったので、テキストで補足します。

前段

詳しくはPodcastを聴いていただければと思いますが、10Xでは入社する方の手続きやオンボーディングの施策を実施しています。
その中で、各種オリエン・1on1・Podcast収録(←これは10Xの特徴かも)というイベントがあり、その予定を押さえるのが細々と大変だったのでカレンダーを押さえるという部分の自動化を担当しました。

やったこと

やったこと自体はめちゃくちゃシンプルで、スプレッドシートに入社日を登録したらZapier経由でカレンダーに予定を入れるだけです。
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元々、作業のチェックシートとして運用しているスプレッドシートがあったので、そこにいくつか情報を追加しました。
社員番号とチェックボックスを入れるとZapierが発動されます。
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Zapierと連携させるためのデータは別で作っています。
このスクショでいうと、A~Fはvlookupで先ほど入力したシートから取ってきた部分。
J~Lはスプレッドシートの関数で、該当するオンボーディングイベントの日付を計算しています。
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工夫(というか妥協)したところ

日付の取り扱い部分をスプレッドシートの関数にしました。
これは、10Xでは入社日を柔軟に対応していることが主な背景です。

例えば、「入社後1ヶ月面談」というのがあり、入社日から1ヶ月後に実施されます。
仮にですが2021/6/3(木)に入社すると入社後1ヶ月面談は2021/7/3になるわけなのですが、この日は土曜日です。
カレンダーの予定は当然後から動かせるわけなのですが、こういった土日に設定するのはできれば最初から排除しておきたいです。

他にも、Podcastの収録は「入社日から1ヶ月経過以降の金曜日」に設定することになっています。
技術者の方であればシュシュっと書けるのだろうと思っているのですが、非エンジニアの自分にはコードで実装するには難易度が高いものでした。

その点、スプレッドシートにはWORKDAYという関数があり、これを使えば簡単に土日を排除できます。
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また、SEQUENCE関数とFILTER関数を使えば、曜日の指定もできます。
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活用しているシートではF2セルに入社日が記入されているのですが、入社日の1ヶ月後は

=WORKDAY(EDATE(F2,1)+1,-1)

と記載しています。
で、この1ヶ月後のデータがJ2セルに入っているので、「入社日から1ヶ月後以降の金曜日」は

=filter(sequence(7,1,J2+1),weekday(sequence(7,1,J2+1))=6)

という感じです。

カレンダー自動化の実装を今、見直してみて

短時間でぱぱっとやりたかったので、割と無理やりやなーという感じがあります。
手続きに必要なデータの見直し(スプレッドシート自体の項目部分)をもう少し丁寧にみて、手作業を削減できるとよかったなと。
とはいえ、日付の扱いに関してはスプレッドシートの関数を活用したことで技術者以外にもメンテしやすく、オンボーディングのコンテンツを見直した際など、自分以外の人が修正することも容易になっていると思います。


今回はWORKDAY関数を用いて土日の排除のみを行いましたが、日本は祝日が多いので、祝日の排除も実装できるとより便利そうです。
時間がある時に実装してみようと思います。