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ジンジニアニッキ!

とあるITベンチャーで、人事だけど開発環境もってた人のニッキ

気づいたらコミュニティ駆動でキャリア的なものが形成されていた、というお話

タイトルがポエムっぽいですが、たぶんポエムです。

2016年のPyConでは副座長やることになった

なんとなく参加することになったPyConスタッフ歴ももう4年目。
1社あたりの在籍期間よりも長くなりました。

2013年からスタッフとして参加し、「来年はやめよう」って毎年思いつつ、なんか気づいたら続けてます。
飽き性の自分としてはなかなかすごい。

気づいたらPyConスタッフの中でもベテランになっており、気づいたら今年は事務局チームの副座長をやることになりました。
なんちゅうこっちゃ。えらいこっちゃ。


リーダーとかマネジメントとか避けてきた

こうやって勝手に「ジンジニア」とか名乗ってる人なので説得感ないですが、人前に立ったり目立ったりするのは苦手です。
いつも永遠の二番手でありたい。
マネジメントとかリーダー的なことも苦手で、前に立ってくれる人を影で操ってる人というポジションが好きです。
前に立つのはめんどくさい。

そんなこんなでリーダーとかそういうのを避けてきたのですが、自分もいい感じの年齢になり、自分のキャリアを考えた時にもう少しリーダーシップを発揮する場面というのがあるといいのかなと思うようになりました。
リーダーシップとマネジメントはイコールではないですが、第三者から見た時にわかりやすいような経験って大事かなと。


ただ、いわゆるベンチャーの管理系職種というのはちょっと難しくて、いわゆる「マネージャー」になったとしてもそもそも人数が少なかったりなどして、キャリア(ここでいう文脈だと、転職した時にわかりやすいような、市場で売れる経験と経歴)としては物足りないなーとか、あまりにも同じ部署の人数少なすぎて、名ばかりのマネージャーになるしなーとかあります。
実際、今の会社の部署でも、仮にマネージャーになったとしても実際の業務は変わらないだろうということで、マネジメントコースじゃなくてプロフェッショナルコースを選択したりしてます。



…とかいうようなところで、今年のPyConでは副座長をやるというようなことになったのでした。


振り返るとコミュニティ駆動

そんなこんなで今までのことを振り返ってみると、常にコミュニティ駆動だなーっていうのに気付きました。


1社目(大手人材会社)にいた時からPyConスタッフを始めたのですが、その頃はただただエンジニア的なものに憧れていて、エンジニア的な価値観(というのがいったいどういうものなのか、今となってはよく定義できないですが)に触れていたくて、というか、人材会社の価値観が嫌で嫌で仕方なくて、スタッフ業務にちょっとでも関わっているだけで楽しかったのでした。

余談ですが、2013の頃の自分は、今振り返ると恥ずかしいくらい「そこに参加していること」が目的で役立たずでした。
当時のことを知っている座長のたかのりさんや、一般社団法人の寺田さんによると「まさか翌年も続けるとは思わなかった。まさかずっと続けるとは思わなかった。」とのことです。
単なるミーハーっぽかったんですね、はい。

PyCon APAC 2013が開催されるちょっと前くらいに今の会社に転職して「人材会社の価値観ではない何か」という環境を手にいれることになったのですが、仕事でそういう環境を手にいれる前にコミュニティで手に入れてました。


2014年のPyConでは、一悶着ありつつも「ジョブフェア」という企画を形にすることができたのですが、これも「採用という経験とか知識を活かしながら何か別の形のものをつくりたい」とぼんやり思っていて、カンファレンスという大きな場でそれを形にすることができました。
その後くらいから、仕事の場でも他社を勝手に誘ったりとかして、採用イベントとか、採用目的じゃないなんだかふわっとした会を企画するようになりました。
これもまた、仕事よりもコミュニティでの実現が先だった。


んでもって、今回。
本職の仕事でマネジメントっぽい役割と肩書きを手にいれる前に、コミュニティで先に手にいれることになりました。

不思議なもんだ。


もう少し具体的な何か:コミュニケーション

これまではキャリアっぽい話をしてきましたが、コミュニティ活動で手に入れたもう一つのことがコミュニケーションの取り方だなーと思います。


1社目ではへっぽこ営業をしていたのですが、そんなにちゃんとした営業をしてなかった、もとい、営業に全く興味なかったというのもあって、お客様に対して「許可を取る」「伺う」ようなコミュニケーションしてたんですよね。
これは社内でも同じことで、上司に対して伺ったり、許可を取ったりみたいなことをしていました。
当時は全く気づかなかったけど。

ところが、コミュニティに入ると、そういうコミュニケーションの取り方では物事が前に進まないわけです。
役割として座長とか副座長とかリーダーとかあるけど、会社じゃないので全員フラット。TOPと思ってる人が別にTOPじゃない。伺ったところで誰も許可してくれない。
ワタワタしてると「で、あなたはどうしたいの?何がいいと思うの?」って感じのことが返ってきます。

結構な衝撃でしたし、「んなこと言われたって、何がしたいとかどうしたらいいとかわかんねーよ!!!」っていう逆ギレ状態。
あれだけ「裁量が欲しい」って思っていたのに、いざ裁量がある状態になると今度は「権限で誰かに決めてもらいたい」って思うんですね。人間とは不思議だ。

そんなコミュニケーションの取り方にも慣れ、「こうしたいと思うのだけど意見下さい」とか「これでいいですよね?何か問題あれば教えてください」みたいな感じのことができるようになりました。
できるようになったら今度はそれが普通になって、「で、あなたはどうしたいの?何がいいと思うの?」みたいなことを自分が言うようになりました。
なんということでしょう。


仕事でも、今の会社に入社した頃は確認待ちをしたりでひとつのことを決めるまでに時間がかかったりしていました。
1社目の時みたいに「伺う」まではいかなかったけど、誰かの許可を待ったりとかそういうことはしてたなーと思います。

コミュニティで「自分で決める」ということを経験してからは、「こういうふうにやりますけどいいですよね?ダメだったらあなたがケツ拭いてください。私の失敗をカバーするのがあなたの仕事なので。」って上司に言えるくらい図太くなりました。
…ちょっと図太くなりすぎたか。


そうやって自分で決めるようになったら、仕事のスピードがむっちゃあがりました。
「自分はこうしたいから、あなたはこうやって欲しいのだけど、どうだろうか」とか、相手に要求もするようになりました。
「仕事なんで、結果出してなんぼですよね」と偉そうに言えるようになったし、結果出すためにどうすれば最短なのかを考える余裕ができるようになりました。
…なんか上から目線だな。


仕事のスピードが上がったら残業しなくなったし、一定の時間内で自分のやりたい業務をやる時間を作ることができるようになりました。
…時期によっては足元の業務で忙しいけど。


そんなこんなで副座長の抱負的ななにか

副座長の立候補を座長に送るフォーマットに「やりたいこと」という項目があったのですが、そこに「業務の省エネ化/クオリティはちゃんとやりつつ、もっと楽チンにしたい」って書きました。


事務局の業務はスポンサーやチケット購入者などと細かいいろいろなやりとり(問い合わせ対応とか、「この情報ください」とか「いついつまでにこれやってください」とか)がたくさん発生するのでオペレーションがとても多いです。
参加者管理/スポンサー対応/グッズ発注/受付対応など、わりと色んなことをぐるっと「事務局」としてやってるので、開催後もタスクが細々あったりします。

その辺、自動化とかテンプレ化とかツール導入とかで楽チンにして、もっとPyConでできることとか、メンバーとか自分の実現したいことに取り組む時間を確保できたらいいなーって思います。
なんか、仕事でやってることっぽい。
…これまでコミュニティ駆動だったのに、ここだけは仕事駆動だな。



以上、ポエムでした。